アンサンブル ポロッコリーのブログ

鍵盤ハーモニカ四重奏のアンサンブルグループ。“ジャンルにとらわれない古今のいい音楽を演奏すること”をモットーに、幅広いレパートリーをオールオリジナルアレンジでお届け、関西を中心に各地のライブやイベントに出演しています。出張コンサートや音楽鑑賞会などのご依頼も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

《鍵盤ハーモニカ四重奏》のアンサンブルグループです!
最新情報はfacebook、Instagramで随時お知らせしています。

2nd アルバム「The Proccoli」好評発売中!

♪ウェブサイト
http://proccoli.iinaa.net/

♪出張コンサートや音楽鑑賞会のご依頼も承っております。
e.proccoli★gmail.com
(★を@に変えてください)


≪大人のための鍵盤ハーモニカ教室≫
NHK文化センター神戸教室 http://www.nhk-cul.co.jp/school/kobe/
 月1回 第1土曜日 15:30~16:50
(梅田教室についてはお問い合わせください)

2012年05月

みなさまは鍵盤ハーモニカを演奏する際に、
どの《唄口》を使っていらっしゃいますか?
たいていは、楽器を購入したときに付属している唄口をそのまま使いますよね。
その唄口、メーカーによっていろんな形状があります。
お手持ちの唄口は、だいたいこんな形でしょうか…。
 ↓ ↓ ↓
唄口ゼンオン

唄口キョーリツ

tabaki3_jx-ss-804280

唄口MP-121
上から順にゼンオン、キョーリツ、ヤマハ、スズキの唄口です。
上の3つは、波のような形になっていて似てますね。
このタイプは上下の向きがわかりにくいですが、
あまりこだわらず、吹きやすい向きで吹けばいいんじゃないかなと思います。

いちばん下のスズキの唄口は、帽子のツバのような部分がストッパーとなることで、
軽くくわえられる仕様になっています。

上の4つの唄口の特徴は、先端を口に入れて、くわえなければならないことなのですが、
このときに、口先に余計な力が加わってしまいがちです。
口や喉に余計な力が入らないことが《吹奏楽器の鉄則》なので、
くわえるときに、口先や頬に力を入れず、
そっとあてる程度にくわえることが、上手に息をいれるコツです。

☆★☆

こちらは『トランペット型唄口』
唄口MP-131
トランペット型の特徴は、口に入れて、くわなくて良いところ。
くちびるにそっとあてて、息をいれる要領です。
(金管楽器のようにバジングはしません。ただしやろうと思えばできます。)

口に入れなくて良いので、口の中を広く使えますから、
タンギングやブレスコントロールが容易になります。

アンサンブルポロッコリーは、この『トランペット型唄口』を推奨しています。
最初は慣れないかもしれませんが、慣れてしまえば
息遣いがとてもラクになりますし、繊細な表現が可能になります。
オススメです。

☆★☆

上記の唄口をまとめて『立奏用』とか、『ショートマウスピース』と呼んだりします。
楽器本体を片手(左手)に持って、もう片方(右手)で鍵盤を弾くスタイルが一般的です。

立奏用唄口を使うときに少しネックになるのが、右手の手首の形です。
腕~手首~手先にかけて、どうしても不自然な形になってしまうので、
なんとなく弾きにくい感じがします。

この弾きにくさを解消するために、ホースを使う方がたくさんおられます。
でも、ホースはホースで、いろいろと不便なところがあるので、
最後は、人それぞれの好みと工夫、ということになります。

☆★☆

立奏用唄口の手首の問題を解決できるのが、こちらの『S型唄口』です。
唄口S型
こちらを使うと、鍵盤ハーモニカを少し斜めに構えることができるので、
鍵盤が見やすくなるというメリットもありますが、
それ以上に良い点は、腕~手首~手先の動きが自然になること。

ピアノを習うと、よく腕や手首に力を入れないよう注意されますが、
鍵盤ハーモニカも同じ《鍵盤楽器》ですから、同じことです。

☆★☆

鍵盤ハーモニカは『これ!』と決まった演奏スタイルがあるわけではないので、
自由に、演奏しやすいスタイルで演奏するのが一番ですが、
唄口のチョイスで、息の使い方や手首の使い方が変わりますので、
ぜひ、いろいろ試してみてくださいね~。
!!!ただしメーカーの規格がバラバラなので《合う合わない》があります。ご注意ください!!!

☆★☆

ちなみに、
鈴木楽器さんのご厚意でポロッコリーのために特別に作っていただいた唄口♪♪

抜群に吹きやすいです☆
トランペット型唄口と、S型唄口を合体させた仕様になっています。

NHKの鍵盤ハーモニカ講座、第1回目は
受講生のみなさんにお家にある楽器を持ってきて頂きました。

最新モデルから、古い教育用のモデルまで
いろんな楽器がそろいました。
今はもう販売されていないステキな色の楽器を
お持ちの方もおられました。
お互いの楽器を見比べて、みなさんも私たちも興味津々。


いちばんレアだったのは36鍵のメロディオン!
 ↓ ↓ ↓
IMG_8543.jpg

今販売されているメロディオンは、27鍵、32鍵、37鍵の3種類。
36鍵は一昔前まではよく見られましたが
いまは上にF(ファ)の音が増えて37鍵が主流です。

受講生さんは、「なんか鍵盤が足りないんです…」と不安そうにされていましたが、
もちろんこの36鍵の鍵盤ハーモニカで、なんの問題もありません。
いろんな楽しい曲を吹いて頂けます。
それにこの36鍵、とっても味のあるステキな音がするんです。
ぜひぜひ長く使っていただきたいです。




NHKカルチャーセンター梅田教室
「大人のための鍵盤ハーモニカ教室」
5月12日(土)開講しました!


8名もの方が参加を申し込んでくださいました!

初回なので簡単な自己紹介をしていただきましたが
みなさん気さくな方ばかりで、とっても意欲的。
みなさんの意気込みから、パワーをいただきました!

40~70代と幅広い年齢層の方がいらっしゃいますが、
こうしてわざわざカルチャーセンターに申し込んで
いろいろ学ぼうという前向きな姿勢をお持ちの方々なので
みなさんとにかく若い!!ステキなことですよね~。
こんな風に私たちが逆に教えていただく場面も多そうです。

私たちも負けないように
鍵盤ハーモニカのたのしさ、音楽のすばらしさを
お伝えできればと思います!


受講生を引き続き募集していますので
途中入会、見学など、随時お問い合わせください。
また小学校、地域サークル等への指導の御依頼も承っております。
お気軽にお問い合わせください。




鍵盤ハーモニカって、
全世界的にみてどんな位置づけなのでしょう。
ポピュラーな楽器なのか。
マイナーな楽器なのか。

海外製の鍵盤ハーモニカは入手ルートが限られるし
そもそも情報があまり得られないので
さほどポピュラーな楽器じゃないのかしら??と思うことも多いです。

海外製といえばドイツのホーナー社ですが、
ホーナーのラインナップを見ていると
モデルチェンジがわりと早いな…と思います。
つい最近まであったのに、気づいたら生産中止とか。
過去にあったユニークな楽器がもう手に入らないとか。
次々に新しいものを出すほうが儲かるんでしょうかね。


こちらはお隣の国、韓国「Samick社」の鍵盤ハーモニカ。
ものすごく気になってるんですけど
現時点ではどうやら日本では入手できないみたいです。
Samick社は日本でいうところのヤマハみたいな
きわめてポピュラーな会社らしいので、
韓国の楽器屋さんとか行けば売ってるのかな?

37鍵でトランペット型マウスピース。
そしてこの配色!
メロディオンやピアニカに比べて音はイマイチ
というネットレビューがありました。
どんな感じかな~。
欲しいな~。


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